創作の難しさと私の本音

3本目の記事だけれどかなり暗い話になります。
予めご了承ください。
念の為、画像を挟んでから話します。
君の名は。二次文庫「再逢」制作時の第5稿表紙
そもそも、二次小説を書いていたのは「再逢」が初めてではなくて、名探偵コナンとかガラスの仮面とかベルサイユのばらとか、実は昔からノートに殴り書きみたいな感じでやってたんです。名探偵コナンのやつは「静寂の推理:Inference of Serenity」って題でフォレストページに載っけてましたし。

もう5年も前のことです。懐かしいです、本当に。
あの頃は何にも考えず、自分の本能に従って書けていた。本気で書きたいって思ってるときは何も気にせずに書けたんです。

結論から言います。今はそれができない。
今も連載中のエヴァ二次「Eternal Victories Angel」も、書きたいと思ってる天気の子二次も、挑戦してみたい一次創作も。ぜんぜん手が動かない。

明らかに語彙は増えた。表現の幅も広がった。君二次「再逢」のWEB版と文庫版の違いからも自信を持って言える。なのに書けない。
ここ数ヶ月、コロナに翻弄される社会を眺めながらその事をずっと考えてきました。このスランプに対する答えは見つかってません。

ただ、この世界は明らかに生き辛くなってると思ったんです。3日前の夜、「愛にできることはまだあるかい」を何の脈絡もなくDTMで打ち込みし始めた次の昼に、洋次郎さんのツイートが炎上してるのを見て、なんだか悲しくなったんです。
彼の発言が全て正しいとは言い切れないし、かといって全て間違いだとも言えない。戦争と暴力と物理的事象を除いて、正誤を決めることなんかできないって思ってるから。
でも、当該者を貶めることをしてないのなら、その心を殺す事って許されるのだろうか。それこそ「勇気や希望や絆とかの魔法 使い道もなく大人は目を背ける」結果なんじゃないのか。

他人の幸せを願う言葉すら許されない。自分のやりたいことが許されない。そんな世界が拡大している。少なくともそんな悲しい世界の中で、私は書きたくない。私は書けない。
まだこのブログを見る人が少ないからこそ、敢えて語りたい。
このままの世界なら、私は創作活動を続けて行くことはできないかもしれません。

リアルのアカウントで言いました。「心が荒んでいく」って。
もちろん、単に私が弱いのかもしれない。この社会で生きるにはまだガキなのかもしれない。

でも、やっぱり書きたい気持ちがあって、葛藤しています。書きたくてテキストエディタを開いて、数行書いて、最終的に消している。自分でも何がしたいのか、さっぱり分かりません。
もう一度言います、このスランプの理由は何なのか、答えは見つかってない。ただ確実に、心の荒みがその一因であることは確か。

だから今、分からないながらもTwitterから一旦離れる決断をしました。Twitterでの関係者との関わりも一旦断ちます。
1週間前後でもどるとは言いましたが、どうなるかは私にも分かりません。

ただはっきり言えること。
またいつか、創作本を出したい。
津嶋千香として、この世界を愉しんでいきたい。
その一心なのです。

創作が作者の心を写すっていうのは本当みたいです。
本当に、難しいです。


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箒星の流るる先に2020

かつて作成途中だったサイトにログインできなくなり(苦笑)、新たに立ち上げました。 Twitterでは文字数制限で長くなっちゃいそうな内容や本気の本音などを気ままに投稿していこうと思ってます。何卒よろしくお願いします。